「入管は正義がない」と涙の批判 ウィシュマさん妹、眠れない日々続き帰国へ

2021年9月21日 19時38分
「入管はひどいことばかりやって、正義の気持ちがなかった」と語ったウィシュマさんの妹ワヨミさん(左)=21日、都内で

「入管はひどいことばかりやって、正義の気持ちがなかった」と語ったウィシュマさんの妹ワヨミさん(左)=21日、都内で

 名古屋出入国在留管理局に収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、妹ワヨミさん(28)が21日、国会内で記者会見し、心身の不調などを理由に帰国すると明らかにした。「死因が解明されず、入管が責任を逃れたと母親に伝えるつもりだ。帰国しても真実を解明するまでは絶対諦めない」と強調した。
 もう1人の妹ポールニマさん(26)は日本に残り、引き続き、ウィシュマさんの生前の様子を収めた監視カメラの映像の全面開示を入管に求めていく。
 ワヨミさんは、開示された映像の一部を8月12日に視聴した際、ショックで直後に嘔吐。ウィシュマさんの苦しむ姿が頭を離れず、眠れない日々が続いたという。
 ワヨミさんは「死後何カ月もたっているのに、死体解剖の書類を見られず、死の真相は明らかにされない。入管はひどいことばかりやって正義がなかった。今後こういうことが起きないような入管制度を作ってほしい」と訴えた。取材陣には「真相解明のために闘い続けてください」と涙ながらに協力を呼び掛けた。
 名古屋地検は現在、ウィシュマさんの死亡問題を捜査している。ワヨミさんは地検に対し、公平で迅速な捜査のもと、死亡の経緯を究明し、責任を追及するように求めた。(望月衣塑子)

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