難民認定棄却告げた翌日にスリランカ男性2人を強制送還…東京高裁、違憲と判決「裁判受ける機会奪った」

2021年9月22日 18時51分
 難民認定申請の棄却を告げられた翌日に強制送還され、憲法が保障する「裁判を受ける権利」を侵害されたとして、スリランカ出身の男性2人が国に計1千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は22日、当時の東京入国管理局の対応を違憲と認めた。請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、計60万円の支払いを命じた。
 平田豊裁判長は、入管職員が送還直前まで棄却を告げなかったとし「2人が難民に該当するか、裁判を受ける機会を実質的に奪った」と指摘した。
 2人の代理人は判決後に東京都内で記者会見し「裁判を起こしたいと言っているのに、無理やり強制送還された。非常に意味のある判決で、入管のやり方に鉄ついが下った」と語った。
 判決によると、2人は2011~12年に難民認定を申請したが認められず、14年12月17日に入管職員から異議申し立ての棄却を告げられた。翌18日、スリランカに集団送還された。(共同)

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧