臨時国会「要求と違う」 立民ら4野党が抗議声明 加藤官房長官は反論

2021年9月22日 19時19分
 立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は22日、退陣表明した菅義偉首相の後任を選出するため政府が臨時国会の10月4日召集を閣議決定したことを受け「われわれが要求した臨時国会ではない。断じて容認できない」とする抗議声明を発表した。
 4党は通常国会閉会後の7月16日、新型コロナウイルス対応などを審議するため、憲法53条に基づいて臨時国会召集を要求。政府・与党は閉会中審査で対応できると応じず、菅首相の国会出席も拒んできた。
 抗議声明を発表した立民の安住淳国対委員長は今回の召集を「7月16日に出したのは(コロナ禍に)必要な予算や法律をつくれないから国会を開けということ。全く似て非なるものだ」と記者団に話し、政府・与党を批判した。
 加藤勝信官房長官は22日の記者会見で「臨時国会召集要求書が提出されているので、野党議員の代表の方々に官房長官名で(閣議決定を)通知した」と明らかにした。野党側が憲法に基づく要求に応じた召集に当たらないとしている点には「通知に召集の目的は特段、記載されていない。憲法上、内閣の機能は臨時国会を召集すること。何を審議するかは国会で決めることだ」と語った。
 臨時国会が自民党総裁選後となり、新首相の選出や所信表明演説などを行うため、衆院選は衆院議員の任期(10月21日)を越えて行われることが確実。野党側は「自民党の都合だ。内閣の資質を問わないといけないので、予算委員会や、閣僚に対する各委員会での基本的質疑もやった上で選挙した方がいい」(安住氏)と、臨時国会で実質的な審議を求めている。(我那覇圭)

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