【動画】「外国人も人間として扱って」 警察に不当聴取受けた南アジア人親子 慰謝料求め東京都提訴

2021年9月23日 06時00分
 南アジア出身の40代の女性と長女(3)が警視庁の警察署で不当な任意聴取を受けた上、個人情報を漏らされたと訴えている問題で親子が22日、「身体的精神的苦痛を負わされた。警察の対応は人種差別撤廃条約に違反し、差別を黙認、加担すれば差別は助長される」として、東京都に慰謝料440万円を求めて東京地裁に提訴した。

警察による不当聴取について話す南アジア出身の女性(中)=22日、東京・霞が関の司法記者クラブで

 この女性は「私たちは外国人だが人間。全ての外国人が人間として取り扱われるべきだ。3歳の娘は、不安感や抑うつ状態、過呼吸で苦しみ制服姿や大柄の男性を怖がるようになった。警察はこの事件を機に外国人との向き合い方を変えてほしい」と訴えた。
 訴状や弁護団によると、女性が6月1日、都内の公園で長女を遊ばせていた際、面識のない男性から「俺の息子を蹴った」と怒鳴られ、長女が突き飛ばされた。女性と長女は警察署で約3時間の聴取を受けた。
 女性と長女は蹴っていないと主張したが、警察官に蹴ったと認めるよう迫られ、さらに警察側は、女性が許可していないのに、男性に女性の名前、住所、電話番号を教えていた。(望月衣塑子)

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