<新型コロナ>県、入院基準引き下げ 「6点以上」→「3点以上」に 医療機関逼迫やや改善

2021年9月23日 07時11分
 新型コロナウイルスの新規感染者の減少で医療機関の逼迫(ひっぱく)具合がやや改善したとして、埼玉県は二十二日、入院の基準を緩和した。県は患者の症状や重症化リスクの有無などを点数化したリスク表に基づいて入院調整しており、入院の対象をこれまでの「六点以上」から「三点以上」に引き下げた。ただし、医師が必要と判断した場合は点数に関係なく入院の対象となる。(飯田樹与)
 リスク表は、血中酸素飽和度や肺炎像など「検査所見及び症状」の七項目、透析や肥満など「リスク因子」の十四項目、「その他」の二項目で構成。リスクの高低に応じて各一〜七点となっている。病床使用率が60%未満の時はスコア一点以上(「その他」のみの場合は除く)▽同60%以上の時は六点以上−の患者を優先して入院調整してきた。
 病床使用率は八月上旬から60%を上回っていたが、今月二十一日時点で45・7%(重症病床使用率は37・7%)に下がり、患者を受け入れ可能な病床が増えたことから、県は入院調整の基準を「六点以上」から「三点以上」に引き下げた。
 従来の「60%未満の時は一点以上で入院」と比べるとハードルが上がったことになるが、一気に受け入れると病床が逼迫する恐れがあることなどから、県の担当者は「基準は段階的に下げていく」としている。合計点が一〜二点の患者は宿泊療養とする。
 また、ワクチン接種が進んで重症化や致死率が下がっていることから、「基礎疾患のない無症状者」や「保護者による看護が受けられる十五歳以下」は原則として自宅療養とする。従来は自宅療養は例外的な扱いだったが、正式に自宅を療養先として位置付けた。
 入院調整や自宅療養の基準の見直しは、二十一日の県感染症専門家会議で了承された。

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