ゲーム「信長の野望」開発 コーエーテクモと足利市連携 襟川社長、市内で43年前に創業

2021年9月23日 07時27分

包括連携協定を結びリモート会見に臨んだコーエーテクモホールディングス襟川陽一社長(右)。左は早川尚秀市長=足利市役所で

 足利市は二十二日、同市が創業地でゲームソフト「信長の野望」などの開発を手掛ける「コーエーテクモホールディングス」(本社・横浜市)と包括連携協定を結んだ。同社の技術者派遣による高校生の職業教育や、ゲームキャラを活用した交通安全ポスターの作製をはじめ、まちおこしに関連する幅広い分野で連携していく方針。(梅村武史)
 同社が自治体と包括連携協定を締結するのは初めてという。契約期間は三年間。襟川陽一社長(70)=プロデューサー名シブサワ・コウ=はリモートで記者会見に臨み、「とても光栄。われわれの経験を生かし、実のある事業になるようお手伝いしたい」と抱負を語った。
 襟川社長は同市通四丁目生まれ。足利高、慶応大卒。同市今福町で一九七八年に創業し、現在は世界十一拠点で社員約二千五百人を抱える大手ゲームメーカーに成長させた。
 襟川社長は、同社の歴史シミュレーションゲームシリーズ「信長の野望」や「三國志」に触れ、「鑁阿(ばんな)寺、足利学校など歴史や文化に囲まれたまちで育ったことが開発の原点。育てていただいた感謝がある」と提携の動機を語った。
 早川尚秀市長が六月下旬、襟川社長とリモート面会した際に市制百周年の節目に新たな関係構築を打診したことがきっかけだったという。早川市長は「心からありがたいと思う」と喜んだ。
 提携を受けた具体的な事業は調整中だが、同社のゲームクリエーターを講師に高校生向けの職業教育をしたり、交通安全ポスターに同社ゲームキャラクターを活用したりする方針は決まっている。
 早川市長は「襟川社長の人脈、ネットワークをお借りして、さまざまな方向でまちおこしにつなげていきたい」と期待した。

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