時代映した 雑誌たち 桐生市出身・講談社創設 野間清治の企画展

2021年9月23日 07時27分

1945年9月発行の「婦人倶楽部」を手にする桑原さん=桐生市新宿の野間清治資料館で

 桐生市出身で講談社を創設した野間清治(せいじ)(一八七八〜一九三八年)が関わった雑誌を紹介する企画展「野間清治が創刊した雑誌『キング』と『婦人倶楽部(くらぶ)』」が、同市新宿(しんしゅく)の野間清治資料館で開かれている。当時の雑誌や付録など計二百点以上を展示している。入館無料。(池田知之)
 大衆娯楽誌のキングは一九二四(大正十三)年創刊。野間は子どもから大人まで万人に愛される雑誌を目指し、渋沢栄一や吉川英治らも寄稿、執筆したが、五七(昭和三十二)年に休刊となった。展示はキング本誌や付録、横山大観によるポスター、皇室の系図などが並ぶ。
 女性向けの婦人倶楽部は二〇(大正九)年に創刊し、八八(昭和六十三)年に休刊。四五(同二十)年九月一日発行の八・九月合併号は、終戦の物資不足のためか表紙は簡素な印刷。食料不足を背景に記事はドングリの食べ方や家庭菜園の勧めなどを掲載している。
 野間が創立し、今年で九十周年のキングレコードを紹介する企画展も同時開催中。桑原昭二館長は「それぞれの時代の背景を資料から読み取ってほしい」と話している。来年一月二十九日まで。開館日は火、木、土曜の午前十時〜午後四時。

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