重症者数は第3波ピークと同じ高水準 「感染増えれば医療体制再び危機に」都モニタリング会議

2021年9月24日 18時26分
東京・大手町の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センター

東京・大手町の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センター

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が24日、開かれた。都内の新規感染者数は減り続ける一方で、重症者数は医療提供体制が逼迫した1月の第3波ピーク時とほぼ同水準にある状況が報告された。専門家は「感染拡大が懸念される冬に備え、感染者数をさらに減らす必要がある」と強調した。
 重症者は146人で、40~60代が全体の約77%を占めた。今夏の第5波ピーク時の半分まで減ったものの、第3波で最も多かった1月20日の160人に近い水準にあり、都医師会の猪口正孝副会長は「この状況下で感染者が増加に転じれば、医療提供体制は再び危機を迎える」と警戒感を示した。
 直近7日間平均の新規感染者は1日あたり約572人。年代別の割合は20代が約26%と最も高かった。第5波ピーク時の約4702人から減少を続けている要因について、国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は取材に「ワクチン接種が進んだことや夜に繁華街に繰り出す人数が低く抑えられていることが大きい」と指摘した。
 夜間に繁華街に繰り出した人口は「シルバーウイーク中も増加せず、低い水準で抑えられている」と報告された。(加藤健太)

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