「障害者スポーツ アピールしたい」 パラ水泳5種目メダル鈴木選手 日本人初IPC選手委員に 地元・浦安市役所を訪問

2021年9月25日 07時39分

獲得した五つのメダルを披露する鈴木孝幸選手(左)と内田悦嗣市長=浦安市役所で

 東京パラリンピックで出場した水泳五種目全てでメダルに輝き、日本人初の国際パラリンピック委員会(IPC)の選手委員に就いた浦安市在住の鈴木孝幸選手(34)が二十四日、市役所を訪問した。初出場の二〇〇四年のアテネパラリンピック以来、獲得メダル数は計十個。二四年のパリパラリンピックを目指すかは未定としながら、今後は「障害者スポーツをアピールする活動をしたい」などと語った。
 鈴木選手は東京パラリンピックで、百メートル自由形で金、五十メートルと二百メートルの自由形で銀、五十メートル平泳ぎと百五十メートルメドレーで銅メダルに輝いた。また「アジア圏のパラスポーツの普及を」とIPC選手委員に立候補し当選。練習拠点の英国では大学院生として障害者スポーツを学んでいる。
 五つのメダルを獲得できた要因として、鈴木選手は「泳ぎのテクニックや体幹トレーニングに励み、その効果が表れた。多くの声援が支えてくれ、あと一歩を後押ししてくれた」。
 東京パラリンピックを振り返り、自身の成績とともに「多くの人が障害者スポーツを知ることになったのが良かった」と笑顔を見せた。選手の立場からIPCに提言する選手委員となり「アジアでは(経済的な理由などで)トレーニングに必要な器具をそろえられない選手もいる。そうした選手のニーズをくみ取り、IPCにも伝えたい」などと今後を見据えた。(保母哲)

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