自宅療養の妊婦、遠隔で状態確認 出産兆候や入院判断 千葉県が機器導入へ

2021年9月25日 10時04分
千葉県庁

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 千葉県は、新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養する妊婦の状態を遠隔でモニタリングできる機器を導入する。柏市で八月、感染した妊婦が入院できずに早産し、新生児が死亡したケースを受けた対策の一環で、十月にも運用を始める。
 県によると、機器は妊婦の腹に装着されると、子宮の収縮と胎児の心拍のデータを送信する。五十台を導入し、事業費は約一億円。県内六カ所の周産期母子医療センターに業務を委託する。かかりつけ医の依頼があれば、妊婦に機器を貸し出す。医師らは遠隔でモニタリングし、電話だけではわかりにくい出産の兆候や入院の必要性を判断する。
 また、これまでは病院ごとに電話をして確認していた感染妊婦の入院調整について、県は一度に多数の医療機関で受け入れ可否を照会できるシステムを導入する。県医療整備課の担当者は「妊婦に安心を与えられるよう、重層的、効率的に対応し、柏市のような事案を防ぎたい」と話した。(山口登史)

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