<新型コロナ>「県内全域で時短要請を継続」 「認証」で酒類提供可能に 宣言解除後、千葉県方針

2021年9月25日 10時01分

2カ月近く続く緊急事態宣言で、臨時休業の飲食店が目立つ千葉駅近くの繁華街=千葉市中央区で

 今月三十日が期限の新型コロナウイルス緊急事態宣言について、十月一日から居酒屋などの酒類提供が解禁された場合も、千葉県が営業の時短要請を県内全域で継続する方針であることが分かった。段階的な緩和で第六波の到来を警戒する。(中谷秀樹、山口登史)
 県担当者は宣言解除後の飲食店に対する要請について、「全ての解除はさすがにできない。時短要請を続けることを検討している」と説明する。県内にまん延防止等重点措置が適用される可能性があるとみており、重点措置区域での時短要請のほか、区域外でも午後九時(酒類提供は午後八時)までの時短営業を協力金込みで求めるなど、県全域で時短要請を継続することが有力候補に挙がっているという。
 今月九日に示された政府の新しい基本的対処方針では重点措置区域でも感染状況が下降傾向の場合、知事判断で「第三者認証」を受けた店は、午後七時半までの酒類提供が可能となるほか、条件を満たせば最長で午後九時までの営業(酒類提供は午後八時)を認めることができるとされる。
 このため県は、十月から(1)アクリル板などの設置や座席間隔の確保(2)消毒の徹底(3)食事中以外のマスク着用の推奨(4)換気の徹底−の感染対策四項目を満たした店舗を、第三者認証の「確認店」と定義し、解除後の酒類提供の最低条件とする方針。
 また、七月下旬開始済みで、より高度な対策を講じ四十九項目以上を達成した店舗に県がお墨付きを与える「認証店」の扱いは、新対処方針に基づき重点措置区域でも午後九時まで営業できる選択制など検討している。
 熊谷俊人知事は二十四日、報道陣の取材に「現在の感染状況ならば、宣言の解除は可能と考えている」と述べ、医療提供体制や今後の感染状況を注視しながら判断する考えを示した。
 県担当者は、二十一日に三カ月ぶりに百人未満となった県内新規感染者が再び微増を示す点に着目し、「段階的な緩和が必要。政府の方針や感染状況を見ながらギリギリまで検討が続く」とした。

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