さいたま市立病院にドクターカー導入を ふるさと納税利用 ネットで資金募る

2021年9月25日 07時44分

さいたま市立病院が購入するドクターカーのイメージ(同院提供)

 さいたま市立病院(同市緑区)は、医師や看護師が救急患者の元に急行する「ドクターカー」の購入に、ふるさと納税の仕組みを利用した「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」で寄付を募っている。目標額は百万円。
 市立病院は昨年十二月から、高度な救急医療を提供する三次救急医療機関となった。県の指定要綱ではドクターカーの保有・活用が望ましいとされており、導入に乗り出した。同市内では、さいたま赤十字病院(中央区)と自治医大付属さいたま医療センター(大宮区)が運用している。
 市立病院によると、車両はスポーツタイプ多目的車(SUV)を想定し、医師や看護師など五人程度の乗車を見込む。自動体外式除細動器(AED)や超音波診断装置など医療資機材を積み込み、消防からの要請で出動する。当面は平日の日勤医が乗車し、年間二百日程度の運用を想定する。費用は車両購入費と医療資機材で計千五百万円程度を予定し、一部をGCFで募る。
 病院は「これまで患者の来院を待つのみだったが、直接行くことで一刻も早く救命できる」としている。GCFで広く周知することで、医師の早期派遣が救命率向上や後遺症の軽減につながることをアピールする狙いもあるという。
 寄付の受付期間は十二月二十三日まで。ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」から申し込む。市外の寄付者には返礼品が贈られる。(前田朋子)

関連キーワード

PR情報

埼玉の新着

記事一覧