「クアッド」初の直接会合で共同声明採択 日米豪印首脳 民主主義国の結束確認

2021年9月25日 19時26分
24日、米ホワイトハウスで、日米豪印4カ国首脳による初の直接会合に臨む(手前右から時計回りに)菅首相、インドのモディ首相、バイデン米大統領、オーストラリアのモリソン首相=AP

24日、米ホワイトハウスで、日米豪印4カ国首脳による初の直接会合に臨む(手前右から時計回りに)菅首相、インドのモディ首相、バイデン米大統領、オーストラリアのモリソン首相=AP

【ワシントン=金杉貴雄】日本、米国、オーストラリア、インドの4首脳は24日、4カ国の連携枠組み「クアッド」による初の対面での首脳会合を米ホワイトハウスで行い、共同声明を採択した。声明では4カ国は、台頭する中国への対抗を念頭に、インド太平洋地域での民主主義国の結束を確認し、「東・南シナ海を含む海洋秩序への挑戦」に対処することを強調した。会合を毎年定例化することでも合意した。
 首脳会合にはバイデン米大統領、菅義偉首相、モリソン豪首相、モディ印首相が参加。4氏は自由で開かれたインド太平洋の実現へ連携を強化し、新型コロナウイルスのワクチン供給や気候変動などの問題での協力拡大で一致。インフラ、サイバー、宇宙での協力枠組みも新設した。
 共同声明では、インド太平洋地域での「法治、航行・飛行の自由、紛争の平和的解決、民主的価値、領土保全を支持する」こともうたった。
 バイデン氏は会合で4カ国について「価値観を共有し、未来に対する共通のビジョンを持つ民主主義のパートナーだ」と強調。退陣直前の訪米となった菅首相も「4カ国の強い結束と自由で開かれたインド太平洋へのコミットメントを示すものだ」と評価した。
 アフガニスタン情勢や北朝鮮の非核化と日本人の拉致問題なども話し合った。
 4首脳は今年3月に初めて、テレビ会議方式で首脳会合を開催。対面による初会合を国連総会の時期に合わせて開くことを目指していた。

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