米国はTPPに当面復帰せず 国内産業保護のため?中国の加入申請には厳しい見方

2021年9月25日 19時11分
 【ワシントン=吉田通夫】米国務省のプライス報道官は24日の記者会見で、中国や台湾が加盟申請した日本など11カ国による環太平洋連携協定(TPP)について、当面は復帰しない政権の意向をあらためて説明した。
 米国は、オバマ政権時に米国もTPPの交渉に参加して2016年に合意したものの、トランプ政権が17年に離脱した経緯がある。プライス氏は、米国が合意した当時から世界の状況が大きく変化したとして、「バイデン大統領は現状の協定には参加しないと明言している」と語った。国内産業保護などのためとみられる。
 一方、台湾がTPPへの加入を申請したことについて「世界貿易機関(WTO)の責任ある加盟国としての実績と、民主主義の価値観を受け入れていることが評価要素になるだろう」と前向きに評価。一方、中国の申請については「市場原理に反した貿易慣行と他国への経済的な威圧が考慮されるべきだ」と厳しい見方を示した。

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