御殿場市長選告示 経済活性化など争点 新人同士の一騎打ちに

2021年9月27日 07時52分
 若林洋平前市長の辞職に伴う御殿場市長選が二十六日告示され、元市議長の勝間田幹也さん(63)と、若林前市長から後継指名を受けた前副市長の勝又正美さん(66)がいずれも無所属での立候補を届け出た。若林市政への評価や、新型コロナウイルス禍に苦しむ地域経済の活性化などが争点となる。投開票は十月三日。
 勝間田さんは市民目線の行政運営を掲げ、十二年余り続いた若林市政からの刷新を主張する。新型コロナ禍で税収減が見込まれる中、歳入に見合った予算圧縮の必要性を指摘する。
 勝又さんは若林前市長の下で副市長を務め、若林市政を継承する考えを示している。豊富な行政経験をアピールし、「この難局で行政のかじ取りを担えるのは私しかいない」と訴える。
 一月の市長選で四選を決めた若林前市長が、参院静岡選挙区補選に立候補するため辞職したのに伴う選挙戦。二十五日現在の選挙人名簿登録者数は七万一千六十一人。(佐野周平)

◇両候補者の第一声

 二十六日告示された御殿場市長選は、元市議長と、前市長から後継指名を受けた前副市長による新人同士の一騎打ちとなった。両候補の第一声を紹介する。(届け出順)

◆勝間田幹也(かつまた・みきや)さん 63 無新
 痛みに寄り添う

 前市長が突然辞職し、そして意中の人がいるという発言があった。この発言は民主主義を冒涜(ぼうとく)している。前市長が新しい市長を選ぶわけではない。今までの前市長の十二年余の体制を継承する方と、新しく市政を刷新しようとする私のどちらがいいか。判断するのは市民一人一人だ。
 新型コロナウイルス禍で景気が悪く、みなさん大変な思いをしている。私は市長になったら、市長給与を三割カットする。自分の身を削り、みなさんの痛みに寄り添う。小さな額かもしれないが、小さなことを一つ一つ積み重ね、やがて大きなものにする。これが市民の幸福実現につながると確信している。市民が主役となる、新御殿場宣言を掲げ、選挙戦を戦い抜く。
 市バレーボール協会理事長(元)市議長・御殿場西高職員▽東海大 

◆勝又正美(かつまた・まさみ)さん 66 無新
 命と暮らし守る

 市勤務の四十三年の知識や経験、人脈、信頼関係が私の中に刻み込まれている。市民はコロナ感染の不安から不自由な生活を余儀なくされている。この危機や難局を勝ち抜き、命と暮らしを守るため、私に任せていただきたい。
 副市長を六年、一生懸命務めてきた。「住みよさランキング」(出版社が公表)は県内一位、お年寄りが健康でいきいきと暮らせる「お達者度」、財政力指数も県内上位だ。こうした御殿場市の力をつぶしてはいけない。子育て支援も日本一を掲げ、専門部会を立ち上げた。難なく保育園に入れるようにする。高齢者が安心して外出できるようバスやタクシー利用券も五割増やす。戦略を持った私にチャンスを与えてほしい。
 (元)副市長・市教育部長・市企画部長・玉穂小PTA会長▽東京都立大

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