自民党総裁選 岸田氏を第27代総裁に選出 決選投票で河野氏下す

2021年9月29日 15時50分

自民党の新総裁に選出された岸田前政調会長=東京都内のホテルで

 自民党総裁選は29日午後開票が行われ、岸田文雄前政調会長(64)が、河野太郎行政改革担当相(58)との決選投票を制し、第27代総裁に選出された。岸田氏は1回目の投票で事前の予想を覆して1位となり、決選投票も制した。10月4日に召集される臨時国会の衆参両院本会議の首相指名選挙で第100代首相に選出される見通しだ。
 自民党両院議員総会で岸田氏はあいさつし、「生まれ変わった自民党をしっかりと国民の皆さんに示し、支持を訴えていかなければなりません」と強調。「総裁選挙は終わりました。ノーサイドです。全員野球で自民党が一丸となって、衆議院選挙総選挙に、そして参議院選挙に臨んで行こうではありませんか」と呼び掛けた。
 岸田氏は1回目の投票で、256票(国会議員票146、党員票110)を獲得。2位の河野氏は255票(国会議員票86、党員票169)で、ともに過半数に届かず、決選投票にもつれ込んだ。
 決選投票では、岸田氏が257票(国会議員票249、都道府県票8)で、河野氏の170票(国会議員票131、都道府県票39)をしのいだ。
 1回目の投票で、高市早苗前総務相(60)は188票(国会議員票114、党員票74)、野田聖子幹事長代行(61)が63票(国会議員票34、党員票29)で敗れた。
 
 岸田氏は総裁選で、安倍晋三元首相が進めた経済政策「アベノミクス」を支持しつつ、新型コロナウイルスで格差は拡大したとして、是正のための「成長の果実の分配」を主張。総裁を除く党役員の任期を1期1年、連続3期までとする党改革を主張した。一方、安倍政権で問題となった森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざんについては、再調査に否定的な考えを示している。
 岸田氏は衆院広島1区選出で、当選9回。岸田派。外相や党政調会長を歴任した。
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