汚染水浄化設備のフィルター損傷は計32基に 東京電力福島第一原発

2021年9月27日 18時18分
事故収束作業が続く東京電力福島第一原発=本社ヘリ「おおづる」から

事故収束作業が続く東京電力福島第一原発=本社ヘリ「おおづる」から

 東京電力は27日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)で、放射性物質の漏出を防ぐ排気フィルター計76基のうち、32基が損傷していたと発表した。汚染水の浄化処理に影響はないとしている。
 ALPSでは21日までにフィルター29基の損傷が確認され、東電が調査を続けていた。今後原因を調べ、フィルターがある他の200設備も点検する。
 ALPSのフィルターを巡っては、2年前に汚泥タンクの排気フィルター25基全ての損傷が判明した際、交換だけして原因を調べなかった。東電の広報担当者は27日の記者会見で「2年前にしっかり分析し対策していれば、防げた可能性が高い」と話した。(小川慎一)

おすすめ情報