<コロナと生きる@いばらき>来月から時短、外出自粛なし 県、緊急事態解除後 学校は通常登校

2021年9月28日 07時11分
 大井川和彦知事は二十七日、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が三十日までで解除された場合、十月一日以降は不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間短縮などを要請しない考えを示した。感染拡大状況を示す県独自の指標は、二十七日付で三番目に厳しい「ステージ2」に引き下げることも発表した。(保坂千裕)
 政府は、本県など十九都道府県に発令中の宣言を三十日の期限で解除する方向。二十八日の政府対策本部で決定する。
 知事は、解除後に検討するとしていた「まん延防止等重点措置」の適用要請について、「前回の記者会見(二十二日)時と比べて大幅に感染状況が改善してきている」として見合わせたことも明らかにした。
 県は十月一日以降、経過措置としてイベントの入場制限は残すものの、県民への外出自粛要請や飲食店への時短営業要請はしない。現在は禁止している飲食店での酒類提供も可能になる。会食は少人数、短時間にし、会話する時はマスクを着用するといった対策の徹底は引き続き求める。
 解除後に県民の行動が活発になる恐れについて、知事は「ワクチン接種が進んでおり、気の緩みを強調する時期ではなくなってきている」と説明した。
 アクアワールド県大洗水族館(大洗町)など、休館していた五十二の県有施設は全て再開する。県境をまたぐ移動も、宣言や重点措置の対象地域以外の場合は自粛を求めない。
 リモート授業や分散登校を続けていた県立学校は、通常の態勢に戻す。対面での授業を基本とするが、感染への不安から登校を希望しない生徒については、リモートで授業を受けたり課題を提出したりすれば、欠席扱いにしない。部活動も感染対策を前提に通常に戻し、学校行事も開催できるようにする。市町村立、私立学校や大学などにも同様の対応を要請する。
 県内の感染者数は減少傾向にあり、直近一週間では一日あたり四四・七人と、前週の一〇七・七人の半数以下に。県は、県独自の指標の根拠となる四つの項目のうち、直近一週間の一日当たりの新規感染者数▽病床稼働数▽経路不明の感染者数の三つが「ステージ2」に下がったことを受け、全体もステージ2相当になったと判断した。
 知事は「『第五波』も収束に近くなっている」と述べた。

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