【動画】警察に不当聴取受けた南アジア出身親子「人権擁護局は助けてくれなかった」 上川法相「コメントは控えたい」

2021年9月28日 19時38分

 南アジア出身の40代女性と3歳長女が、警察に不当な聴取を受けたとして東京都を損害賠償で提訴したことに関連し、女性が「事件直後の法務省人権擁護局に電話をしたが『警察に電話して』と言われ、助けてくれなかった」と話した点を問われ、上川陽子法相は28日の会見で「個別の事案のコメントは差し控えたい」とした。
 訴状や女性などによると、6月、親子が公園にいた際、男性が長女を「(自分の)息子を蹴った」と突き飛ばし、親子に「在留カードを見せろ」などと絡み、駆けつけた刑事も長女に「蹴ったと認めろ」などと言った。警察はその後、親子を署に連行、3時間以上聴取、うち約15分、長女だけを刑事が取り調べた。調べの際、トイレもご飯も認められなかったという。
 女性は事件後、法務省のホームページから人権擁護局の「外国人のための人権相談」に電話、34分話をしたが、担当者は「警察に相談して」と言うだけだった。女性は「助けて欲しかったが、人権擁護局は、訴えたい警察に『電話しろ』というだけで、助けてくれなかった」と話している。
 対応の問題を問われると上川法相は「具体的な案件で答えは差し控える。どういう状況だったのか。個別なので、私自身もにわかに答えることができない事案だとご理解頂きたい」と話した。(望月衣塑子)

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