病床確保が進まなかった原因と改善すべき点は? 官房長官と首相の違いは? 菅首相の会見詳報

2021年9月28日 23時20分
 菅義偉首相が28日に行った記者会見の詳報は次の通り。(※首相の冒頭発言は記事の最後に掲載)

緊急事態宣言などの解除を決定し、記者会見する菅首相

<首相会見の流れ> 菅首相が冒頭に発言した後、内閣記者会の幹事2社(各社持ち回り)が代表して質問。その後、司会の小野日子ひかりこ内閣広報官が挙手した記者を指名し、幹事社を含め計13人が質問した。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長も同席した。挙手する記者が残っている中、64分で打ち切られた。本紙は挙手したが、指名されなかった。
 官邸会見場での会見は、首相が昨年9月に就任して以来20回目。本紙が質問できたのは5回で、うち4回は幹事社として指名があらかじめ決まっており、幹事社質問以外で指名されたのは1回だけだった。

◆退任後に取り組む政治活動は

【質疑応答】
 記者(幹事社・日本テレビ) 病床の確保が進まなかった原因と改善すべき点は。次の政権が第6波に備えて、まず取り組むべき課題は。
 首相 いざという時にすぐ病床や人材を確保するのがなかなか難しい。常日ごろから都道府県と病院の間で対応できるよう、政府としても支援する必要がある。第6波が来てもワクチンを打っているから状況はかなり違うと思うが、感染者数を最少にしながら病床をしっかり確保していく体制をつくることが大事だ。
 尾身茂氏 なぜ感染が急激に拡大し、急激に落ちたかを分析することが重要。5つぐらいの要素があったと考える。1番目は一般市民の協力。深刻な医療逼迫が一般国民に発信され、危機感を高め、今まで以上に感染対策に協力してくれた。2番目は特に夜間の滞留人口の減少。3つ目はワクチン接種の効果。4番目は医療機関、高齢者施設での感染者減少。証明は難しいが、気温や降水などの要因も関与したのではないか。
 記者(幹事社・読売新聞) 首相退任後に取り組む政治活動は。特に重視したい政策テーマは。
 首相 若い人たちに対して、高齢者への社会保障費などから(予算を)移すことを実現したい。NPOはコロナ禍の自殺相談やこども食堂など、行政の手の届かないところを行ってもらっているから、一政治家の立場として応援したい。
 記者(NHK) 官房長官と首相の違いは。それを踏まえて次の首相に伝えたいことは。
 首相 最終決定者かそうでないか極めて重いものがある。権限を行使する首相として健康でなければダメだし、いろんな条件に耐えられることが必要だ。
 記者(神奈川新聞) 普通の人間でも努力すれば首相を目指せる政治には何が必要か。
 首相 日本は民主国家だから、そうしたことができる国であり続けたい。
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