【会見詳報】自民・岸田新総裁 森友問題の再調査を再び否定「必要なら説明したい」

2021年9月29日 20時40分
岸田文雄氏

岸田文雄氏

 自民党の岸田文雄新総裁は29日夕、選出後初めての記者会見に臨んだ。
森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんの説明に関して、行政の調査や裁判の結果を踏まえても国民の納得が得られない場合、「政治の立場から、説明が必要であれば、説明させていただきたい」と述べた。ただ、文書改ざんの再調査は「行政において調査が行われ、報告がしっかりなされていると認識している」とし、否定的な姿勢を示した。
 安倍、菅政権について「説明しない政治」のどこを見直すかとの質問に対しては、アベノミクスや2050年の温室効果ガス「実質ゼロ」宣言、ワクチン接種の加速を功績としてまず挙げた。
 その上で「国民の協力なくして政治の結果を実現することはできない時代だと認識している」と国民への説明の重要性を指摘し、「政治の説明責任を果たすことに取り組む」と述べた。
 新型コロナウイルス対策では、国民の心がばらばらにされているという現状認識を示し、「ぜひみんなで頑張ろうという心を取り戻し、ワンチームとして国難に取り組んでいく雰囲気をつくっていかなくてはいけない」と強調。年内に数十兆円規模の経済政策をつくると訴えた。
 幹事長の人事は「今現在、具体的な名前が確定したものではない」と述べるに留めた。他の3人の総裁選候補者の処遇については「素晴らしい能力を持っている。ぜひ党内において能力を発揮していただけるようなことを考えていきたい」と述べた。衆議院の解散は「しかるべき時期を判断したい」とした。
▶次ページ 会見一問一答「人事明日1日はかかる」
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