<新型コロナ>港区保健所、保育施設の園児や職員の感染事例を調査 施設での拡大傾向は見られず

2021年9月30日 07時28分
 港区みなと保健所は、新型コロナの感染拡大に伴い保育施設で子どもの感染が増えたが、それらの主たる要因は家庭内感染で、保育施設で感染が拡大する傾向は確認されなかったとの調査結果を発表した。手洗いなど基礎的な対策が有効だったとしている。(宮本隆康)
 四〜八月に、園児や職員に感染者が出た三十九の保育施設の事例を調べた。濃厚接触者は園児が十二人、職員が十九人で、PCR検査を受けた。そのほか接触の可能性がある「接触者」のうち、園児二百六十三人、職員百三十七人もPCR検査を受けた。
 結果は、園児の感染者は濃厚接触者と接触者を合わせた全体のうち、3・3%だった。濃厚接触者全員が陰性。接触者九人が陽性だったが、うち二人は軽症、残り七人は無症状だった。
 職員の感染者は、全体の7・1%だった。濃厚接触者は五人、接触者は六人が陽性だった。
 同保健所は、保育施設で感染がそれほど広がりを見せなかった理由について、手洗いや消毒、密の状態にしないなどの対策が有効なためとしている。小さな子ども同士では、長時間の会話になりにくいことも一因とみている。
 また担当者は「感染者が一人見つかった時点で休園しなくても、消毒や接触者の健康管理などを強化すれば、保育サービスの維持に役立つ」としている。

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