台風16号 千葉県内広範囲で暴風域 いすみ市で佐室川氾濫、床上浸水も 県「人的被害は確認されず」

2021年10月2日 07時11分

佐室川の越水で冠水したいすみ市佐室地区=同市で(県提供)

 台風16号の影響で、千葉県内は一日、広い範囲が暴風域に入るなど大荒れの天気となった。南房総や外房地域など中心に暴風を伴う雨に見舞われ、河川の氾濫や交通網の乱れが生じた。気象庁のデータによると、銚子市で最大瞬間風速四一・八メートルを観測。勝浦市で一時間に三九・〇ミリ、大多喜町で三一・〇ミリの雨量を記録した。県によると、午後四時現在、人的被害は確認されていない。
 いすみ市によると、市内を流れる落合川支流の佐室川が氾濫。床上浸水が一軒確認された。市は、佐室地区の全百十五世帯二百五十八人に最大警戒レベルの「緊急安全確保」を出した。
 交通も大きく乱れ、JR総武本線(成東−銚子)、外房線(上総一ノ宮−安房鴨川)、内房線(館山−安房鴨川)、成田線(佐原−銚子)、鹿島線全線、久留里線全線が終日運転を取りやめるなどした。
 台風の影響とみられる停電も相次ぎ、東電パワーグリッド千葉総支社(千葉市)によると、午後六時現在で一万三千九百三十軒が停電した。県によると公立小中学校や特別支援学校千百九十三校のうち、半数を超える六百六十三校が終日休校した。(中谷秀樹)

激しい風雨にあおられ飛ばされそうになる傘をつかむ通行者=千葉市中央区で


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