82歳のアニメーター・金山明博さんの原画ずらり 地元・狭山で作品展

2021年10月2日 07時11分

金山さんが自身の体験に基づき描いた「戦争体験」(左の2作品)と「南フランスの女」=狭山市立博物館で

 日本アニメ界の草分け、故手塚治虫さんに師事したアニメーターの一人で狭山市在住の金山明博さん(82)の描き下ろし原画などを集めた「金山明博遊画展 マンガ・アニメを友に心の旅60年」が一日、同市立博物館で始まった。
 手塚アニメの代表作「鉄腕アトム」をはじめ、自身が作画監督を務めた「あしたのジョー」や「超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)」など四十〜五十年前に放映された名作アニメの一場面を復刻制作した。
 また、自身の原体験に基づくオリジナル作品も多数。太平洋戦争末期に疎開先の富山県で遭遇した米軍空襲を鮮やかな色彩で表現した「戦争体験」は、見る人の心を揺さぶる。コロナ禍の間に描いた新作を始め、多彩なテーマの約六十点が並ぶ。一部を除き、撮影可。
 「若いころは一日十六時間描いたが、最近は三時間がやっと」と金山さん。それでも創作意欲は少しも衰えず、六十年を超えるアニメーター人生の集大成として地元での個展に全力を注入。「どの作品も、登場人物の目をよく見て」と鑑賞ポイントを挙げた。
 十二月五日まで。月曜休館。一般百五十円、高大生百円、中学生以下無料。十月二十四日はトークショー(有料、予約可)が開かれる。(武藤康弘)

関連キーワード


おすすめ情報

埼玉の新着

記事一覧