韓国ドラマ「イカゲーム」が世界的ヒット 格差社会で疎外された人の死闘描く

2021年10月2日 19時52分
国ドラマ「イカゲーム」の大ブームを取り上げた英BBCのツイッター

国ドラマ「イカゲーム」の大ブームを取り上げた英BBCのツイッター

 【ソウル=相坂穣】韓国の格差社会で地位や経済力を持たない人らの死闘を描いた韓流ドラマ「イカゲーム」が、動画配信サービス「ネットフリックス」で9月17日に公開された直後から、世界各地で爆発的なブームとなっている。
 失業者や脱北者、外国人労働者、末期がん患者、暴力団員など事情のある人らが登場。謎の仮面集団が支配する孤島で、456億ウォン(約43億円)の賞金をかけた殺人ゲームが展開される。タイトルは、イカのような絵を地面に描いて行う韓国の昔ながらの子どもの遊びに由来する。
 欧米メディアも、暴力的な表現が続く作品が視聴者を引きつける理由を報道。英BBC放送は1日、「韓国社会の過度な競争は多くの人を幻滅させた。努力しても全員は良い大学や職場には入れないが、このゲームは命懸けでも誰もが、公正な対決を保証される」と分析。米CNNテレビは「2020年の米アカデミー賞受賞作の韓国映画『パラサイト—半地下の家族』に似た現象だ」と評した。
 通常、非英語圏のドラマは世界的にヒットするまで時間を要するが、イカゲームは異例のペースで躍進。ネットフリックスの世界ランキングで9月23日に首位に立ち、1日時点でトップを維持している。

関連キーワード

PR情報