茅ケ崎駅 相模線は加山雄三さん 「海 その愛」発車メロディーに 開業100周年で商議所企画

2021年10月3日 07時17分

発車メロディーの実現を喜ぶ茅ケ崎商工会議所青年部の石井副会長(右)やアレンジを担当した岡本さん(右から2人目)ら=茅ケ崎市で

 JR茅ケ崎駅の相模線ホームで、茅ケ崎市出身の歌手、加山雄三さんの名曲「海 その愛」が発車メロディーとして流れている。九月二十八日に相模線が開業百周年を迎えた記念事業の一環。同駅の東海道線ホームでは、二〇一四年十月から桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズの「希望の轍(わだち)」のメロディーが流れており、茅ケ崎が誇る二大アーティストの「共演」が実現した。(吉岡潤)
 昨年、加山さんは芸能活動六十周年を迎えた。地域活性化に取り組む茅ケ崎商工会議所青年部が「何かできないか」と思案。相模線開業百周年を控えていることを知り、曲の発車メロディー化を企画した。
 実現に向けて、昨年十一月に署名集めを開始。新型コロナウイルスの感染拡大で対面での活動が難しくなる中、ウェブを活用するなどして、市民ら約六千人から賛同を得た。今年六月、市と連名でJR東日本横浜支社に要望書を提出した。
 同青年部はメロディーのアレンジを加山さんやサザンなど湘南サウンド文化を愛する市民グループ「湘南ロックンロールセンターAGAIN」代表の釈順正さん(31)に依頼。釈さんは「プロの力が必要」と地元で生まれ育ったミュージシャン岡本洋平さん(43)に協力を求め、加山さんの事務所を通じて本人の感想を確かめながら完成させた。
 一番線は曲の最初、二番線はサビの部分を使った。「茅ケ崎の音楽を愛する人たちはみんな喜んでいると思う」と釈さん。岡本さんは「名誉なことで誇りを持って作った。加山さんの思いと僕らの思いをクロスオーバーさせた」と語る。
 地元愛あふれるプロジェクトを担当した同青年部の石井政輝副会長(36)は「メロディーが流れ始めた初日に発車メロディーを録音する人がたくさん来ていた。やってよかった」と声を弾ませた。

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