核兵器禁止条約、批准するかは明言せず 広島出身の岸田首相

2021年10月5日 06時00分
広島原爆ドーム

広島原爆ドーム

 岸田文雄首相は4日の官邸での記者会見で、1月に発効した核兵器禁止条約について「核兵器のない世界に向けて重要だ」と述べたが、署名・批准するかどうかは明言しなかった。
 被爆地・広島県出身の岸田氏は、外相時代から核兵器のない世界に向けて取り組んできたとし、核兵器禁止条約が「その出口にあたる重要な条約だ」と指摘。一方で、核保有国は条約に参加していないことから「核兵器を持っている国を動かしてこそ現実は変わる。唯一の被爆国として、核兵器国を引っ張っていく」と述べるにとどめた。
 バイデン米大統領が核兵器のない世界に言及しているとして「バイデン氏と意思疎通を図る中で何ができるか考える」と語った。
 立憲民主党は衆院選公約に、政府が署名を拒否する核兵器禁止条約について「条約締約国会合へのオブザーバー参加を目指す」と盛り込む。(上野実輝彦)

関連キーワード


おすすめ情報

政治の新着

記事一覧