「学校通うきっかけに」 通信制高校サポート校にeスポーツ科 千葉・中央区の成美学園グループ

2021年10月5日 07時34分

声を掛け合いながらゲームをするeスポーツ科の生徒ら=千葉市中央区で

 関東で通信制高校サポート校などを展開する「成美学園グループ」(千葉市中央区)が、オンラインゲームの対戦をする「eスポーツ科」を導入した。担当者は「eスポーツが生徒が学校に通うきっかけになれば」と話す。
 四月に同区のサポート校「成美学園 蘇我校」に導入された。一年生の約十五人が通っており、多くは中学時代に不登校を経験している。生徒は高卒資格取得に向けて午前に国語や数学などを学び、午後にeスポーツの授業を受ける。元プロ選手が指導し、実践形式の練習のほか、動画編集やeスポーツで不可欠だというメンタルトレーニングの講義もある。
 実践形式の授業では生徒同士でチームを組み、ともに作戦を練りながら対戦形式でゲームを行う。同科の北村聖弥君は「友達と意見が合わないこともあるが、授業で人との接し方を学んだ」。中学時代は不登校でゲームが好きだったことから同科を選択。「以前は他人に興味がなかったが、今は周りの人が大事な存在だと思えるようになった」と笑顔を見せる。
 同グループは来年四月には松戸と前橋の二校に新たにeスポーツ科を設ける予定。グループの酒井一光代表(33)は「(学科では)プロ選手を目指すこともできる。そうでなくてもeスポーツを通して社会で必要なコミュニケーション能力を身に付けてもらえれば」と話す。(鈴木みのり)

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