介護予防にIT活用 宇都宮市、オンラインで体操教室

2021年10月5日 07時55分

女性の参加が多い介護予防教室(宇都宮市提供)

 宇都宮市は、民間企業と連携して情報通信技術を活用した「高齢者向けオンライン体操教室」を始める。介護生活にならないよう「健康寿命」を延ばす取り組みだ。市によると、県内初といい、対面では出足が鈍い男性の参加促進につなげる狙いもある。(小川直人)
 事業は市とNTTドコモ、三菱総合研究所で作る「Uスマート推進協議会」が取り組む実証実験の一環。
 体操教室は、市が募集した六十五歳以上の約二十五人が参加、十月下旬から来年一月下旬まで週一回開く。
 ウェブ会議ツール「Zoom」を使い、トレーナーの指導のもと参加者は自宅で運動する。
 これまでの介護予防教室は男性の参加が全体の二割に満たなかったが、今回の教室では半数近くが男性という。今後、効果を検証してより良い仕組みづくりを模索していく。
 また、体力測定データを活用した「効果の見える化」にも取り組む。対面の介護予防教室二カ所、介護予防の自主グループ三カ所で実施。腕などにバンド型の端末を付けて歩いたり片足立ちしたりして計測し、前後の結果を比較、体力づくりの方法などをアドバイスする。
 市高齢福祉課の担当者は「外出自粛などがあって体を動かす機会が減っている。(実証実験の)具体的な効果を市民に周知し、介護予防行事への参加を促したい」と話している。

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