【会見詳報】岸田首相「新しい資本主義の実現」目指す

2021年10月6日 06時00分

【質疑応答】

 記者(幹事社・読売新聞)20カ国・地域首脳会議(G20サミット)や国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合への対応は。経済対策で個人向けの現金給付を行う考えは。
 首相 G20、COP26は大変重要な会議と認識している。リモート等を使うことによって日本の存在力を示したい。コロナ禍において大変苦しんでいる女性や非正規、学生といった弱い立場の方々に個別に現金給付を行うことは考えていきたい。
 記者(幹事社・日本テレビ)コロナ関係閣僚を全員交代させた狙いや、危機管理の司令塔の強化のスピード感は。
 首相 自民党の中には有能な議員がたくさんいる。新しく就任した閣僚にもしっかり職責を果たしていただきたい。コロナとの戦いの司令塔機能は、できるだけ早急にということは間違いない。
 記者(毎日新聞)新しい資本主義の実現会議は常設するのか。
 首相 成長と分配の好循環を続けていくためにも、中長期的に会議を活用していくことを考えていきたい。
 記者(日本経済新聞)金融所得課税の見直しはどう考えるか。
 首相 分配を具体的に行う際には、さまざまな政策が求められる。その一つとして、金融所得課税も考える必要があるのではないか。
 記者(中国新聞)被爆者は核兵器禁止条約の署名、批准を求めているが、核廃絶に向けた決意は。
 首相 核兵器がない世界を目指す際の出口に当たる大変重要な条約だが、核兵器国は1国たりとも参加していない。唯一の戦争被爆国として、核兵器国を核兵器のない世界の出口に向けて引っ張っていく。
 記者(ドワンゴ)多くの国民が望む政策を政府が選択しない場合、理由を説明する考えは。
 首相 より丁寧な説明を行うべく、政府も不断の努力を続けていかなければならない。
 記者(産経新聞)北朝鮮による日本人拉致問題をどう考えているか。
 首相 拉致被害者のご家族の高齢化が進んでいる。一刻の猶予もない課題で、強い思いを持って取り組みを続けていきたい。
 記者(共同通信)衆院選を19日公示、31日投開票とした考えは。
 首相 衆院の任期は10月21日で、衆院議員の空白をできるだけ短くしなければいけないのは当然のことだ。
 記者(テレビ東京)重要視する政策は何か。
 首相 1つ目は新型コロナ対策。2つ目は新しい資本主義で、経済の持続可能性をしっかり追求していきたい。3つ目が外交安全保障政策。
 記者(福島民友新聞)復興相と沖縄北方担当相を兼務させた狙いは。
 首相 復興を軽んじているという指摘は全く当たらない。東北の復興なくして日本の再生なしという原点は変わらない。
 記者(時事通信)中国の環太平洋連携協定(TPP)への参加問題はどう対応するか。
 首相 中国の国有企業のあり方、知的財産権への対応を考えると、TPPの高いレベルをクリアできるか不透明ではないか。
 記者(報知新聞)新型コロナ対策分科会を解散し、別のメンバーでつくり直す可能性があるか。
 首相 分科会を閉鎖するとは一度も申し上げたことはない。社会経済活動を回す際に必要な会議を別途、つくるべきだと申し上げてきた。
 記者(西日本新聞)新時代共創内閣はどのようなことに取り組むのか。
 首相 コロナ禍でばらばらになりかけている国民の心を、しっかりと一つにして、さまざまな課題を乗り越えていく思いを新時代共創内閣に込めた。
 記者(ニッポン放送)当選3回の3人を初入閣させたが不安はないか。
 首相 老壮青のバランスが大事で、より多くの中堅若手に参加していただいた。チームとして連携していく点で、しっかり協力してもらえる人材を選んだ。
 記者(フリーランス・畠山理仁氏)低投票率は政治不信に原因があるか。
 首相 政治不信もあると思っている。国民の声も聞きながら、より多くの皆さんに投票に行ってもらえるような体制をしっかりつくっていきたい。
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