買春被害 背景を知って あすから浦和区でパネル展 支援団体情報、相談も

2019年11月7日 02時00分

「SOSを発する子どもたちの受け皿をつくりたい」と話す辻さん=川口市で

 買春被害に遭った女性たちの体験を伝える企画展「私たちは『買われた』展」が八~十日、さいたま市浦和区上木崎四の市子ども家庭総合センター(あいぱれっと)で開かれる。主催者は「買春に至るまでに大人たちに傷つけられた経験がある。個人の問題とせずに、社会の問題だと知ってほしい」と話している。
 家庭での育児放棄(ネグレクト)やドメスティックバイオレンス(DV)、学校でのいじめや不登校。居場所を失って街をさまよう少女たちに近づいてきたのが、「男性」だった。「何日も食べていなかったから、仕方なかった」「体を差し出す代わりにおにぎりを一つもらった」。そうして少女たちは「買われた」。
 企画展は虐待や性暴力に遭うなどした女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」(東京都)と、コラボとつながる少女によるグループの巡回展で、県内では初。十四~二十六歳の女性三十九人が児童買春被害などに至った背景や思いをつづったパネル約百二十点が並ぶ。
 関連イベントとして、ミニ講演会も開催。性教育の重要性を訴える産婦人科医の高橋幸子さんや、子どもの貧困問題に取り組む彩の国子ども・若者支援ネットワーク代表理事の白鳥勲さんらが登壇する。県内外の支援団体を紹介するブースや、弁護士らがDVや若年女性に関する相談を無料で聴くブースも設ける。
 共催する市民団体「kokokaraねっと埼玉」の辻仁美会長は「少女らのSOSに気付く大人を増やし、支援の受け皿をつくりたい」と話している。
 企画展は午前十時~午後七時。一般千五百円(前売り千三百円)、高校生以下無料。ミニ講演会や紹介ブース、相談ブースは無料。詳細はインターネットで「kokokaraねっと埼玉」で検索。 (飯田樹与)

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