支援者ら「多重債務 被害根絶を」 「秩父事件」の椋神社で決起

2019年11月2日 02時00分

多重債務の被害がなくなることを目指して決起集会を開いた支援者ら=秩父市で

 多重債務問題への理解を深めるイベント「全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会」が二日、伊奈町の県県民活動総合センターで開かれる。一日には、農民が負債の減免などを求めて蜂起した一八八四(明治十七)年の「秩父事件」の舞台となった秩父市下吉田の椋(むく)神社で、支援者らの決起集会があり、「被害者が声を上げ、社会を変えていこう」と気勢を上げた。
 決起集会には、弁護士や学者、かつての被害者ら計約三十人が明治時代の着衣に身を包み、村落の旗を携えて参加した。
 元日弁連会長の宇都宮健児弁護士は「消費税の増税が貧困層や低所得者に重くのしかかっている。命を賭して戦った明治時代の農民の精神を学び、貧困に立ち向かうことが大切だ」と訴えた。
 二日の交流集会は午前十一時から。各地の弁護士や司法書士らが、奨学金の返済や子ども食堂、外国人支援の事例を発表する。法律や生活に関する相談会のほか、全国の名産品や駅弁、ご当地ラーメンなどの物産展もある。入場無料。問い合わせは実行委員会事務局=電048(771)8690=へ。 (出来田敬司)

関連キーワード


おすすめ情報