台風19号 農林水畜産物62億1900万円被害

2019年10月31日 02時00分
 県は三十日、台風19号による県内の農林水畜産物の被害総額が二十九日午後二時現在の試算で六十二億一千九百万円に上ったと発表した。四十八市町村が被災し、県は農業の復旧・復興経費を自治体が支援する県農業災害対策特別措置条例の適用対象を検討している。
 自治体別の被害額では、揚水機場七カ所が損壊した川島町の十億一千七百万円が最多。取水ぜきや揚水機場など農業基盤施設や農作物が被害に遭った東松山市の十億一千四百万円、林道ののり面崩落などがあった秩父市の四億九千七百万円と続く。
 農作物は、二十五市町の計百三十六ヘクタールで浸水や暴風による倒伏などの被害が出た。農水畜産物の被害額は県全体の農業算出額約二千億円の0・13%を占める二億六千六百万円。熊谷市の荒川河川敷で作付けしていたネギのほか、日高市のウズラ十万羽、鴻巣市の金魚二十万匹が浸水で死んだ。
 農業基盤施設は川島、東松山、志木など三十一市町の計三十六億三千四百万円、林業基盤施設は秩父、飯能、小鹿野など十三市町村の計二十二億二千八百万円で、ともにこの十年間で最大の被害。農林業用施設と農業用機械は合わせて二十七市町で計九千二百万円の被害額となった。 (飯田樹与)

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