ブラインドラグビー 熊谷で日本対イングランド戦 初の国際試合、「将来はW杯に」

2019年10月28日 02時00分

攻守に分かれてプレーする選手たち。タックルの代わりに両手で体にタッチされるとボールを置かなければならない=熊谷市で

 ラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となった熊谷市の熊谷ラグビー場Aグラウンドに隣接するBグラウンドで十四日、視覚障害者(弱視)による「ブラインドラグビー」の日本対イングランドの代表戦が行われた。日本ブラインドラグビー協会によると、同ラグビーは二〇一五年に英国で考案され、国際試合は初めて。今後、W杯やパラリンピックなどの国際大会の開催を目指すという。
 選手は見える範囲が限られているため、自分の位置を知らせるなど声出しが重要。三試合を行ったが、今年四月に結成されたばかりの日本代表は0-26、17-24、0-19で圧倒された。
 神谷考柄(こうへい)主将は「雰囲気にのまれてしまった」と苦笑い。それでも「外国選手との試合は楽しかった」と笑顔だった。同協会の橋本利之会長は「声の出し方、あいさつの仕方などいい経験になった」と話した。
 イングランドのジャック・ピアース選手は「試合をありがとう。こんどはぜひ英国に来てください」。マネジャーのアレックス・バッサンさんは「すばらしい交流ができた。ニュージーランドや南アフリカ、フランスなどラグビー強豪国に呼び掛け、二四年を目標に大規模な国際大会を開きたい」と目を輝かせた。 (渡部穣)
<ブラインドラグビー> タックルやキックが禁止されている以外は、7人制ラグビーとほぼ同じルール。縦70メートル、横50メートルのやや小さめのグラウンドで、前後半各7分で得点を競う。攻守が決まっていて、ボールを持った攻撃側の選手が守備側の選手から両手でタッチされると、ボールを置き、攻撃をいったん中断。6回中断するまでにトライに至らなければ攻守を交代する。トライ後は、ゴールポストの位置を手拍子などで教えてもらいながら、コンバージョンゴールを狙う。

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