台風と大雨で137人避難 上尾で男性遺体、19号死者3人に

2019年10月26日 02時00分

大雨で警戒が続いた越辺川の堤防決壊現場=川越市で

 県内は二十五日、大雨に見舞われた。県の同日午後二時現在のまとめでは、台風19号と今回の雨で七市町、百三十七人が避難所に身を寄せ、横瀬町では百軒未満で停電した。
 台風19号で堤防が決壊して大きな被害を出した都幾(とき)川、越辺(おっぺ)川流域の東松山、坂戸、川越各市は同日午後、大雨で河川の水位が上がっているとして、被災地域を中心に避難勧告を出し、新たに避難所を開設した。
 坂戸市の三芳野小学校体育館に避難した同市横沼の女性(91)は「台風19号の時は家族五人がボートで救助され、今は二階で生活している。車三台が水没し、今借りている車は四人しか乗れないので私一人が先に避難した」と、家族の到着を待っていた。
 熊谷地方気象台によると、秩父市浦山では十月の雨量の平年値一八四ミリに対し、二十五日午後七時二十分までの二十四時間に一五八ミリ降った。二十六日は晴れのち曇りで、日中の最高気温は二五度前後の予想。
 また、県は二十五日、上尾市内の用水路で遺体で見つかっていた住所不定の無職男性(67)を台風19号による死者と認定した。県内の死者は計三人となった。
 県警などによると、十七日午前七時四十五分ごろ、上尾市平方の荒川右岸にあるゴルフコース内の用水路で、男性があおむけで倒れているのをゴルフクラブの男性支配人(57)が発見。司法解剖の結果、推定死亡日が十三日で死因が溺死だったため、台風19号による死者と判断した。 (中里宏、飯田樹与、浅野有紀)

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