【コメント全文】「反省するため刑に」池袋暴走事故・飯塚元被告、東京拘置所に収容 遺族「未来の命守られることを」

2021年10月12日 20時32分
飯塚幸三元院長

飯塚幸三元院長

 東京・池袋で2019年、乗用車が暴走して母子が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮5年の実刑判決が確定した旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三元被告(90)が12日、東京拘置所に収容された。今後、健康状態などを確認し、刑務所に入る手続きが進められる。(小沢慧一)
 飯塚元被告は東京地検から呼び出しを受け、12日午後、地検に出頭。その後、拘置所に収容された。
 飯塚元被告は、犯罪加害者を支援するNPO理事長を通じコメントを公表。公判では無罪を主張していたが、「証拠や判決文を読み、暴走は私の勘違いによるブレーキとアクセルを間違えた結果だったと理解した。反省するため刑に服してまいりたい」と初めて過失を認めた。
 理事長によると、この日昼ごろ、飯塚元被告から「今から行ってきます」と電話があり、メールでコメントを託されたという。
 事故で妻と娘を失った松永拓也さん(35)は「過失を認めたようだが、『最初からこの言葉があれば』と思ってしまう。収監されても世の中から交通事故がなくなるわけではない。未来の命が守られることを心から願う」などとするコメントを弁護士を通じて出した。
 判決によると、飯塚元被告は19年4月19日、豊島区東池袋で、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続け時速96キロで交差点に進入。横断歩道を渡っていた松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=当時(3)=をはねて死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた。
 判決は弁護側、検察側双方が控訴しなかったため、9月17日に確定した。
前のページ

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧