<曇りのち晴れ>自由なワタシたち

2021年10月14日 07時36分
 今年の春、高校時代の友人たちと地元で会い、銭湯に行った。真っ昼間の開放的な露天風呂で、女3人、にぎやかしいことこの上なし。
 友人の一人はがんで卵巣を、もう一人は子宮筋腫で子宮を失った。私は早すぎる更年期で、とっくに「卒業」。自分の体のことなどを明るく笑い飛ばした。
 3人の意見が一致したのは、女性の医師は結構ドライだということ。子宮を取る、卵巣を取るということを、男性はどう触れたらいいのか、センシティブになってしまうかもしれないが、女性の医師は「では、取りましょうか」と淡々と言ってのけるらしい。私の閉経もしかり。まだ早すぎるので薬で何とか…という話になるかと思いきや、「45歳なら更年期なので」とあっさり打ち切りになった。
 私たちはもう女性としての機能を失ったが、それがどうした。集まれば、女子高生だった頃と何も変わらない。誰かの生理周期を気にせず、好きな時に「お風呂、行こうか」と誘えるのだから、あの頃よりもずっと自由だ。 (宮崎美紀子、52歳)
 ◇
厚い曇り空でも雲の向こうには必ず青空がある−
そんな思いを胸に、記者が暮らしの出来事を綴(つづ)ります。

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