衆院選 きょう衆院解散 県内選管、対応大わらわ 同日選や2週連続も

2021年10月14日 07時47分

衆院選の投票用紙の枚数を確認する神栖市選管の職員ら=神栖市役所で(同市提供)

 衆院は十四日に解散され、事実上の選挙戦に突入する。当初は十一月七日投開票と想定されていた日程が十月十九日公示、三十一日投開票に前倒しされたため、選挙事務を担う茨城県や市町村の選挙管理委員会は対応に追われている。市長選と日程が重なった桜川、鉾田、神栖市では仕事が一気に押し寄せ、職員の悲鳴も上がる。(長崎高大、出来田敬司)
 県選管は十一日、衆院選の小選挙区の立候補予定者説明会を県庁で開催。七選挙区で計十九陣営が参加した。十四日に行われる届け出書類の事前審査に先立ち、十三日には選管職員らが、審査で確認するポイントなどを確認するシミュレーションに臨んだ。
 公職選挙法では、衆院選は解散から四十日以内に行うと定められている。県選管による説明会や事前審査は通常、解散後の閣議で選挙期日が確定してから日程を決めるが、今回は選挙期日の正式決定前に実施。県選管の担当者は「解散から公示日まで日にちがないことが見込まれたため」と説明した。
 県選管は小選挙区の立候補届け出を受け付けるほか、投票所を運営する市町村選管を取りまとめる役割も担う。十二日には県庁で市町村選管向けの会議を開き、新型コロナウイルス禍の中で実施する選挙の注意点などを共有した。
 衆院選と同日に市長選が行われる鉾田市。投票用紙の枚数の確認や投票所入場券の発送といった作業は増えているといい、市選管の担当者は「公示日前には入場券が届くように発送したいが、ぎりぎりになると思う」と漏らす。
 一方、市長選のために確保している予算約三千万円は、同日選になることで国の補助が入り、大部分は浮く見通しだ。担当者は「経費面だけでなく、有権者が投票所に出向く回数が一回で済むことなど、同日選の方がメリットは大きい」と指摘する。
 桜川市長選は、衆院選より二週間早い十七日に投開票を迎える。市選管によると、「同日選にできないか」などの問い合わせが約二十件寄せられているが、市長の任期満了が二十九日のため公選法上できないと説明しているという。
 神栖市長選は、衆院選の一週間後の投開票だ。市選管によると、桜川市と同様、任期の関係で同日選にできなかったという。
 担当者は二週連続の選挙について「二回分の入場券を別々に発送したり、期日前投票の日程をそれぞれ周知したりと、やはり大変。投票率がどうなるかは読めないが、できる限りの啓発はしたい」と話した。
衆院選2021
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