九州電力川内原発1、2号機で特別点検実施へ 40年超運転に向け「カーボンニュートラル実現に原子力を最大限活用」

2021年10月14日 17時33分
 九州電力は14日、40年の運転期限が迫る川内原発1、2号機(鹿児島県)について、運転延長を目指して原子炉の劣化状況を調べる特別点検を始めると発表した。結果を踏まえ、運転延長を原子力規制委員会に申請するかを判断する。

九州電力川内原発1号機(奥)と2号機=鹿児島県薩摩川内市、2016年12月撮影

 特別点検は1号機で18日から、2号機は来年2月下旬から始め、それぞれ半年ほどかかる見通し。超音波などを使って原子炉の劣化状況を調べる。1号機は2024年7月3日、2号機は25年11月27日に運転開始から40年となる。運転延長するには、期限の1年前までに規制委に申請しなければならない。
 東京都内で記者会見した九電東京支社の浜田寛副支社長は「カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)の実現には原子力を最大限活用していく必要があり、長く運転することは選択肢の一つ」と理由を説明した。
 東京電力福島第一原発事故後の法改正で、原発の運転は原則40年とされ、規制委の審査で一回に限り最大20年の延長が認められる。規制委は既に40年を超えた日本原子力発電東海第二原発(茨城県)、関西電力高浜1、2号機(福井県)、美浜3号機(同)の運転延長を認可。美浜3号機は6月、40年超の原発として初めて再稼働した。(小野沢健太)

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