千葉・市原で生後10カ月の次女衰弱死、母親に懲役3年判決 完全責任能力認める

2021年10月14日 19時49分
千葉地裁

千葉地裁

 千葉県市原市のアパートで生後10カ月だった次女の小西紗花ちゃんを衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の理紗被告(25)の裁判員裁判で、千葉地裁は14日、求刑通り懲役3年の判決を言い渡した。
 弁護側は、被告が当時うつ状態を伴う適応障害で心神耗弱状態だったと主張したが、友重雅裕裁判長は、「事件発覚の約1カ月前から夫らの訪問を断るなど紗花ちゃんの養育状況の発覚を避けていた」と指摘。電子コミックなどを連日閲覧したことから「意欲や思考力が著しく低下するほど障害は重くなかった」と退け、完全責任能力を認めた。
 その上で、「母親としての自覚を欠いたあまりに無責任な犯行」と非難し、被告の反省などを考慮しても実刑は免れないとした。
 判決によると、理紗被告は昨年1月3~25日ごろ、紗花ちゃんに十分な食事や水分を与えず放置し、衰弱死させた。
 事件では、外部から相談を受けながら、児童相談所などと適切に連携しなかった市原市の対応も問題視された。判決を受け、小出譲治市長は「どんな小さなSOSも見逃さず、子どもらの安心安全を確保する」とのコメントを出した。

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