衆院解散で「万歳三唱」 問題起こしたあの人たちは…

2021年10月14日 19時57分

解散が告げられ、万歳三唱する与野党の議員

 衆院が解散された14日、問題を起こした前議員たちも選挙戦に向けて動きだした。「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する」。午後1時すぎ、大島理森議長が解散詔書を読み上げると、慣例の万歳三唱の声が上がった。

◆神妙な面持ちで頭下げる

 万歳の声のたびに神妙な面持ちで頭を下げたのが、元国家公安委員長の松本純さん=神奈川1区。緊急事態宣言中、東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で、2月に自民党を離党した。選挙は無所属で臨む。
 松本さんは古巣の自民党前議員らと言葉を交わし、足早に議場の外へ。事務所に本人への取材を申し込んだところ、事務所は同日夕「本人は『真摯しんしに反省し謙虚に再出発する』と言っている」と回答した。

◆「無実信じてもらうしかない」

 松本さんとグータッチをしたのは、元内閣府副大臣の秋元司さん=東京15区。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で自民党を離党し、9月に東京地裁で懲役4年の実刑判決を受けた。控訴したため、刑は確定しておらず、出馬できる。
 秋元さんも万歳はせず、取材に「俺はいつも万歳しないんだよ。なんで万歳するのか分からない」と苦笑した。無所属で臨む選挙戦には「引き続き国会議員として奉仕したい。有権者には無実を信じてもらうしかない」と語った。

◆「政策訴える」

 一方、今年6月に秘書が当て逃げ事故を起こした際、後部座席に乗っていた自民党の武井俊輔さん=宮崎1区=は、万歳に合わせて両手を上げた。
 不祥事を受け、自民党宮崎県連は武井さんの公認見送りを党本部に打診したが、党は武井さんを公認。県連の反発で、同党の県議が出馬を表明する事態になり、保守分裂となった。
 仲間と談笑しながら議場から出てきた武井さんに分裂選挙の話を向けると「有権者に理解してもらえるよう、政策をしっかりと訴えていきたい」と語り、立ち去った。(原田遼、池田悌一、沢田千秋)
衆院選2021
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