衆院選迫る 静岡7区、静岡8区 予想の顔ぶれ

2021年10月15日 08時26分
 衆議院が解散され、十九日公示、三十一日投開票の選挙戦が事実上スタートした。県内八小選挙区に立候補を予定する顔触れと情勢を四回に分け、紹介する。

◆【7区】 自、立民一騎打ちか

◆城内実(56) 自前<5>
◆日吉雄太(53) 立前<1>
 六選を目指す自民前職の城内実さんと、前回比例復活した立憲民主前職の日吉雄太さんの一騎打ちになる見通し。二〇一二年から三回連続で擁立した共産は野党共闘の流れを受け、候補者を擁立しない方針だ。
 一七年の前回は、別の選挙区を予定していた希望と立民の新人二人が、公示直前に急きょ国替えして参戦。共産新人を含めて四人が立つ激戦を、城内さんが次点に十万票近い大差をつけて当選した。
 城内さんは、党総裁選で高市早苗候補の選対事務総長として支持拡大に奔走。岸田文雄新総裁として初の国政選挙となる参院静岡選挙区補選では、党の新人候補の選対委員長を務める。
 総裁選直後の取材では「多様な候補による政策論争を堂々と示せた」と結果を評価する一方「新総裁への期待感と自身の選挙は別。地道な後援会活動で、地元に戻れなかった自身の出遅れと、参院候補の出馬表明の出遅れを挽回したい」と気を引き締めた。
 日吉さんは臨時国会の開会前は、ほぼ選挙区に張り付いて活動。参院補選の告示後は、野党系無所属新人候補の応援に姿を出しつつ、消費税減税や新型コロナウイルス病床確保などで「自民党に代わる政策」を主張して浸透を図る。
 自由、国民民主と所属を変えたが、昨年九月の旧立民と旧国民の合流により再び、立民の看板で臨むことに。「徐々に顔も覚えられ、街の人からの反応は前回よりいい」と手応えを感じている。(鈴木太郎)

◆【8区】 野党 一本化見通し

◆塩谷立(71) 自前<9>
◆源馬謙太郎(48) 立前<1>
 自民前職の塩谷立さんと、立憲民主前職の源馬謙太郎さん(比例東海)の一騎打ちとなる公算が大きい。共産が予定していた元職の立候補を取りやめ、野党は源馬さんに候補を一本化する。
 県内の野党共闘の象徴区となり、二〇一七年の前回衆院選の結果を踏まえれば、激戦が予想される。
 前回は塩谷さんと、当時は希望から立候補した源馬さん、共産の三人による三つどもえで、塩谷さんが投票者の半数の約十万二千票を得て当選。一方、源馬さんと共産候補の獲得票を合わせると、塩谷さんに約三千七百票差まで迫る。
 野党候補を一本化すれば逆転の可能性が高まるとして、野党共闘を後押しする「市民連合」が立民と共産に調整を要請。共産は正式に立候補を取りやめた。
 塩谷さんは衆院議員だった父の地盤や文部科学相などを歴任した長年の経歴を生かし、新型コロナウイルス収束後の成長戦略、経済再生、教育施策を中心に訴える。与党のコロナ対応では支援者からも批判があり「厳しい選挙戦。(コロナ禍で)模索しながら戦うことになる」と引き締める。
 源馬さんはこの四年間、いずれも党の合流で民進、国民、立民と渡り歩いてきた。地元では街頭活動などに精力的に取り組み、地道に支持を得てきたと自負する。「国民生活を守れていない」と与党を批判し、消費税減税、予防中心の医療体制への転換、子育て支援の重要性を訴える。(坂本圭佑)

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