都民ファ新党、衆院選の候補擁立を断念 

2021年10月15日 20時01分
国政進出に向けた新党「ファーストの会」設立を発表し、写真に納まる「都民ファーストの会」代表の荒木千陽都議(中央)ら=10月3日、千代田区で

国政進出に向けた新党「ファーストの会」設立を発表し、写真に納まる「都民ファーストの会」代表の荒木千陽都議(中央)ら=10月3日、千代田区で

 小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が、国政進出を目指して設立した政治団体「ファーストの会」は15日、衆院選の候補者擁立を断念すると発表した。同会代表の荒木千陽都議は3日の設立会見で、都内25小選挙区と比例東京ブロックでの擁立を目指すとし、候補者を公募していた。
 荒木代表は談話で「国政政党に有利な現行選挙制度の下、公示日が早まったことなどを受け、都民の期待に沿う戦いは難しいと判断した」と説明。「次の国政選挙に向けて取り組む」とした。荒木代表は会見せず、報道陣に「リリースの通り」などと述べただけで立ち去った。
 同会を巡っては、都民ファの一部で国政進出を望む意見があり、前埼玉県知事の上田清司参院議員が目指した新党や、国民民主党との連携も取りざたされた。ただ、設立会見で役員体制や候補者名などは明らかにされず、小池知事は「関知しない」としていた。
 小池知事は15日夜、報道陣に「状況が変化する中、戦略的、総合的に判断したと理解している。『これからもチャレンジを続けたい』との気持ちはしっかり受け止めたい」と述べた。(加藤健太、小倉貞俊)

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