<各駅停車>酒解禁

2021年10月17日 07時38分
 先日、遅いランチに入ったさいたま市の焼き鳥店。奥の席の男性客が、大きな声で二十代とおぼしき若い男性店員へしきりと話し掛けていた。
 東京のあの焼き鳥店がうまい。知らない? 研究が足りないよ、経営者になるんだろ。いい経営者になるにはどんな仕事もはいはいってやらないといけない。え、飲食の道は目指してない? じゃあ夢はなんだ、あるだろ、夢−。
 店内にほかに客はいない。私の席から男性客の姿は見えなかったが、夢はDJだと答えた店員に「お、ジュリアナか」と反応したところからすると、五十代後半か。自身の半生も語り始めた。
 店員は嫌な顔せず、作業しながら相づちを打っている。会計時、ちらっと見ると男性客のテーブルにはジョッキ。別の店員に聞くと「午前十一時の開店から飲んでいらっしゃいます」。その時点で三時間半が経過していた。
 コロナの緊急事態宣言が明けて店で飲酒できるうれしさ、分かります。でも迷惑にならないよう、ほどほどを心掛けましょう、お互いに。(柏崎智子)

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