昨年度、小中の不登校 最多 県教委調査 いじめ認知件数は大幅減

2021年10月17日 08時03分
 昨年度に群馬県内の小中学校で不登校だった児童生徒数は、ともに記録が残る二〇〇一年度以降で過去最多を記録したことが県教育委員会の調査で分かった。不登校は、児童が九百四十五人(前年度比百七十三人増)と八年連続、生徒が千九百三十三人(同九十七人増)と七年連続で増えた。
 不登校数は、病気や経済的理由以外で年間三十日以上欠席した場合に計上。県教委は増加の背景について「不登校を問題行動としないよう理解が進んだ」と指摘し、「新型コロナウイルス感染拡大による休校や制限で、生活リズムが乱れやすく登校のタイミングが難しかった面もある」とみている。高校の不登校は五百五十六人(同百五十四人減)だった。
 コロナ感染を避けるために本人や保護者の意思などで三十日以上欠席した児童生徒は、児童百三十一人、中学生七十二人、高校生百十八人だった。
 小中高と特別支援学校のいじめ認知件数は計三千三百一件で、前年度比で千四百七十六件減と大幅に減少。内訳は小学校二千三百二十六件(同九百七十九件減)、中学校五百六十七件(同三百二件減)、高校二百六十七件(同九十四件減)、特別支援学校百四十一件(同百一件減)。いじめの内容は小中高で「冷やかしやからかい」が六〜七割ほどで最多となり、特別支援学校では「軽い暴力」が33%で最多だった。
 いじめで生命や心身に重大な被害が生じた疑いのある重大事態は、小学校と中学校で各二件、高校一件の計五件(同一件減)。
 県教委はいじめの認知件数が減った理由を「コロナ拡大による休校期間が増え、児童生徒間の接触が少なかったため」などとみている。(池田知之)

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