昨年度、県内公立小中高など 暴力行為、いじめ大幅減 小学生の不登校 大幅増

2021年10月18日 07時08分
 文部科学省が公表した昨年度の児童生徒のいじめなどに関する調査で、千葉県内の公立小中高校、特別支援学校が認知した暴力行為、いじめの件数は大きく減少した。ただ、小学生を中心に不登校の人数は大幅に増加、県内調査を取りまとめた県教育委員会は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校などが影響した可能性があるとみている。
 県教委によると、県内の公立小中高校、特別支援学校が認知したいじめの件数は四万二百三十件(二〇一九年度比一万一千八百三十七件減)だった。小学校は三万四千二百六件(同八千五百六十九件減)、中学校は五千百四十四件(同二千八百五十件減)、高校は六百四十件(同三百十六件減)、特別支援学校は二百四十件(同百二件減)と軒並み減少する結果となった。
 このうち、心身に大きな被害を受けるなど、いじめ防止対策推進法が規定する「重大事態」に認定されたのは三十件(同九件減)だった。また、小中高校での暴力行為は三千七百四十四件(同千三百七十九件減)だった。
 一方、小中高校の不登校は九千四百四十三件(同四百三十九件減)だったが、小学校は二千六百九十一件(同三百三十九件増)と大きく増加した。児童生徒課の担当者は小学生で不登校が増えた理由について「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一斉休校と、進級や進学の時期が重なったことが影響している可能性がある」と分析する。
 また、小中高生の自殺は十九人(同六件増)だった。県教委は時期などから、臨時休校や夏休み明け、文化祭などの学校行事が中止になったことなどが影響したとみている。いじめとの因果関係について「要因を特定できていない」などとしている。(山口登史)

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