森山真弓さん死去 女性初の官房長官

2021年10月19日 07時29分
 女性初の官房長官を務めた森山真弓(もりやままゆみ)さんが十四日午後一時五十二分、老衰のため東京都内で死去した。九十三歳。東京都出身。葬儀・告別式は十六日に近親者のみで行った。喪主は長女篠原真澄(しのはらますみ)さんと次女白山真理(しらやままり)さん。後日お別れの会を開く。
 津田塾専門学校(現津田塾大)を卒業し東大へ入学。旧労働省で婦人少年局長などを務め、男女雇用機会均等法の整備に尽力した。女性キャリア官僚の草分け的存在。一九八〇年、自民党から参院議員に転身し、参院三期、衆院四期を務めた。
 八九年、海部内閣の環境庁長官として初入閣。半月後、女性スキャンダルで辞任した官房長官の後任に横滑りした。女性就任は現在まで他に例がない。在任中、大相撲の優勝力士に贈る内閣総理大臣杯を「土俵上で渡したい」と要望。日本相撲協会が女人禁制の伝統を理由に拒否し、女性差別として議論になった。
 宮沢内閣の文相として九三年春の選抜高校野球大会で、春夏通じ女性で初めて始球式のマウンドに上がった。小泉内閣の法相や、白鷗大学長も務めた。
 カメラ愛好家で知られた。夫は大学時代に結婚した故森山欽司元運輸相で、おしどり議員としても有名だった。
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 七九年七〜十二月、本紙夕刊コラム「放射線」を執筆した。

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