7人立候補で混沌 前職の「政治とカネ」の問題引き金に<衆院選東京15区>

2021年10月20日 06時00分

 富岡八幡宮前で第一声を済ませ、気勢を上げる陣営=19日、江東区で

 衆院選が19日、公示された。「政治とカネ」の問題で前職が有罪判決を受けた東京15区(江東区)は自民推薦の2陣営に立憲民主党が対抗、日本維新の会も参戦するなど7人の乱戦となった。
 「与党自民党として政治のど真ん中で期待に応える」。自民推薦を得た無所属前職、柿沢未途さん(50)が第一声で訴えた。前回は希望の党から比例で復活当選。今回は直前まで立民会派の野党系無所属だったが、首相指名選挙で自民の岸田文雄総裁に投票し自民に秋波を送った。陣営は「地元で育ち地域が分かる」と強調した。
 もう1人の自民推薦の無所属元職、今村洋史さん(59)は「公認の話をいただいたが現実は違った。だがここでやらせてほしい」と出陣式で決意表明した。愛知県の医師で、自民都連に請われてきたが、党本部は推薦にとどめた。地元の自民都議や区議団は「党本部の決定には納得がいかない」と憤る。党本部は当選者を追加公認するとみられる。
 野党共闘の立民元職、井戸正枝さん(55)は出陣式で「自民は利権構造で政治をしてきた。利権と人権の戦い」と訴えた。当初は東京4区から出馬予定だった。共産との一本化で4区を譲り、共産が退いた15区へ。知名度不足は否めないが、「一本化で力を合わせれば勝てる」と話す。
 維新新人、金沢結衣さん(31)は15区を「混沌とした状況」とした上で「国民のために政治が行われていない」と保守票の受け皿を狙う。ほかに諸派新人の桜井誠さん(49)らが出馬した。
 汚職事件で自民を離党し、実刑判決を受けて控訴中の秋元司前衆院議員(49)は立候補を取りやめた。(土門哲雄、井上靖史、宮本隆康、太田理英子)
衆院選2021
衆院選2021

おすすめ情報

衆院選 東京の新着

記事一覧