10.19 公示日ドキュメント 「コロナ後の議論を」「若い人のため頑張って」

2021年10月20日 07時11分
衆院選候補の第一声を聞く有権者ら=19日、川崎市川崎区(一部画像処理)で、本社ヘリ「おおづる」から

衆院選候補の第一声を聞く有権者ら=19日、川崎市川崎区(一部画像処理)で、本社ヘリ「おおづる」から

 19日始まった選挙戦。候補者は何を訴え、有権者はどう受け止めたのか。都内選挙区の一日を追った。

◆10時00分

 公明前職の岡本三成さん(56)は、北区王子の事務所前で第一声。今回の選挙に出馬せず引退した同党の太田昭宏前代表が見守る中、「これからもコロナとの闘い、一歩も引くことなく収束を目指す」と訴えた。演説を聞いた北区の主婦松本恭子さん(71)は「知名度はまだまだかもしれないが、人柄が良い。応援していきたい」と話した。

◆10時26分

 渋谷区のNHK放送センター前で第一声を上げた「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の猪野恵司さん(38)は、バレエスタジオ経営の経験を踏まえ「コロナ禍でバレエ公演ができなくなっている。バレエダンサーの生活を保障する政策が必要」と訴えた。埼玉県戸田市から来た主婦(46)は「自民党は派閥で政策が変わるし、野党はしがらみがある。NHK党はぶれないので頑張ってほしい」と語った。

◆12時10分

 JR八王子駅前のペデストリアンデッキでは、会社員や買い物客、リクルートスーツ姿の若者らが行き交う中、社民新人の朝倉玲子さん(62)が「労働政策を根本からかえるべきだ」と第一声を発した。遠巻きに眺めていた男性(64)は「若い人のためにも頑張ってほしいけど、社民党もずいぶん国会議員の数が減ったね」と話した。

◆12時20分

 自民前職の石原宏高さん(57)はJR大井町駅西口で第一声。「自民と公明か、立民と共産か、という国のかじ取りの枠組みが一番の争点」と訴えた。支持者から拍手を浴びると、近寄って、こぶしを合わせるグータッチをして回った。

◆13時15分

 台東区の上野公園不忍池近くで、立憲民主の前職松尾明弘さん(46)が第一声。「自民党政権で日本の民主主義は地に落ちた。国民は政治にあきれ返っている。今までの政治を変えていく」と訴えると、拍手が湧いた。耳を傾けていた文京区の編集者長野晶子さん(59)は「コロナで多くの人が疲れて傷付いている。文化・芸術分野への手厚い支援を期待したい」と話した。

◆15時30分

 東急目黒線の西小山駅前。維新新人の田淵正文さん(63)は、コロナ禍で医師として発熱患者に対応してきた経験を踏まえ「悲痛な叫びをいっぱい聞いてきた」と強調。安価で安全な特効薬を届けることなどを訴えた後、駅前商店街を練り歩いた。
 商店街にある青果店の3代目中村大輝さん(23)は「コロナ後、社会全体で消費者がお金を使えるような経済政策について議論してほしい」と注文した。

◆16時30分

 買い物客が行き交う東大和市のイトーヨーカドー東大和店前で、共産前職の宮本徹さん(49)は「コロナ禍で自民は現場の声に耳を傾けなかった。医療費削減路線を改め、医師も保健所も増やす。命と暮らしを守る政権を作ろう」と呼び掛けた。聞いていた同市の元公務員窪田進さん(77)は「自公政権は国民に目を向けていない。野党統一の候補者に、市民と決めた政策を進めてほしい」と語った。

◆17時50分

 国民民主新人の円より子さん(74)は混雑する葛飾区のJR新小岩駅前でマイクを握り「ジェンダー平等は女性だけの問題ではない。一人一人が個性を発揮して生きられる社会をつくる」と訴えた。演説を聞いた警備員村岡竜夫さん(57)は「自民党は説明責任から逃げていた。各候補が訴えるコロナ対策などを比べ、少しでも希望を感じられる党に投票したい」と話した。

◆18時10分

 れいわ元職の櫛渕万里さん(54)は、調布市の京王線国領駅前で第一声。「『政治を変えたい』というボランティアの思いに支えられて挑む。既存の政治に負けず新しい政治を作ろう」と消費税廃止などを訴えた。聞いていた女性会社員(44)は「自民党は仲間への利益誘導が露骨。変えなくちゃいけないけど、22区は野党から櫛渕さんと山花郁夫さんが立ち、共闘できなかったのが残念」と話した。

◆18時30分

 自民前職の小倉将信さん(40)がJR町田駅北口近くで街頭演説。「医療体制強化やワクチン確保など、あらゆる手段でコロナから皆さんを守る」と訴えた。
 演説を聞いた同市の会社員門恵美さん(60)は「一番望むのは再び感染拡大しないようにしてもらうこと。外食や旅行が自由にできる日常を取り戻したいし、飲食店関係者らを助けてくれる候補者がいい」と話した。

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