衆院選 初日の1区の候補

2021年10月20日 07時17分
 大票田の宇都宮市を中心とした栃木1区では、4人の候補者それぞれが、出陣式や駅頭、交差点などでマイクを握り、有権者らに懸命に主張を訴えた。(届け出順)

◇青木弘(あおき・ひろし)さん(共・新)
最低賃金 全国一律1500円に引き上げ

 JR宇都宮駅前で出陣式に臨んだ。「自公政権を変える日がやってきた。住民の命と暮らしを守る政治を一緒につくろう」と大きな声で呼び掛けた。
 「最低賃金を全国一律で千五百円に引き上げる」と約束した。「県は現在八百八十二円。コロナ禍のいま、ダブルワーク、トリプルワークをこなしても生活できない。進学や部活動をあきらめる子どもたちもいる。八時間働けばまっとうに暮らせる社会をつくっていく」と誓った。
 再来年三月に開業予定の次世代型路面電車(LRT)については「予算が膨れ上がり、走れば走るほど赤字。全力で見直しに取り組んでいく」と話した。
 支援者らは「選挙で変えよう」「選挙に行こう」「本気でCO2削減」「ジェンダー平等」「経済ボトムアップ」など政党の公約プラカードを掲げ、声援を送った。

◇柏倉祐司(かしわくら・ゆうじ)さん(維・元)
介護士処遇改善へ 直接送金が必要

 政党カラーの緑色のジャンパーを着てJR宇都宮駅前でマイクを握った。「医師として医療制度を何とかしたい。これが私の原点。七年間の浪人をしたが、もうこれ以上潜っているわけにはいかない」と熱く語り出した。
 介護士の処遇改善に触れて「国のお金が施設で止まり、個々の介護士まで回っていない現状がある」と指摘。「直接送金をすればいい。何のためにつくったマイナンバーカードか。国の政策は、まだまだ本当に必要なところに届いていない」と訴えた。
 また、教育格差を懸念して「家庭の事情で高校、大学に行けない子どもがいる。大学まで無償化し、国が後押しすべきだ。子どもがチャレンジできる社会を実現したい」と強調した。
 「子どもとお年寄りが笑い合える地域社会をつくる」と目標を掲げ、遊説に繰り出した。

◇船田元(ふなだ・はじめ)さん(自・前)
首都機能分散に宇都宮は有力候補

 宇都宮市陽東の交差点で街頭演説。「医療提供体制をもう一度見直して充実させる。誰一人取り残さない体制を作る」と新型コロナウイルス感染症対策から訴え始めた。これまでの支援金は十分でなかったとして「必要なところに届くよう、すぐ補正予算を作り届ける。経済を立て直す」と力を込めた。
 演説場所の前は、次世代型路面電車の開通が予定されている道路で「LRTを中心に市全体が公共交通で結ばれる状況をつくりたい」と強調した。
 東京直下型地震の危険性にも触れ「首都機能の分散が必要で宇都宮は有力な候補の一つだ」として実現を目指す決意も。選挙情勢は「大丈夫という状況にはなく、追い上げられている」と表情を引き締めた。
 支持者らが密集しないよう「ゲリラ遊説」と称して市内の交差点など数カ所で訴えた。

◇渡辺典喜(わたなべ・のりよし)さん(立・新)
政治変えるには政権交代しかない

 宇都宮市江曽島町の事務所前で出陣式に臨んだ。「争点をあいまいにしたまま選挙を始めてしまった」と岸田政権を批判。「トップを代えても自民党の体質は変わらない。政治を変えるためには政権交代しかない」と訴えた。
 前回から約四年の活動を振り返り「挑戦する基盤はできた」と主張。「同じ人が長く続けている」と選挙区の状況を憂い「世代交代を掲げて挑む」と宣言した。「宇都宮、栃木、日本がこのままでいいのか。未来が心配だという思いを持つなら、私を国政に送ってほしい。ここから国を変える」と力を込めた。
 県議や連合栃木幹部らも演説で「政権交代を実現しよう」「働く者の声を国政に」と後押しし、支援者らも「変えよう」の文字が入った青いマスクを着用してアピールした。選挙カーに乗り込み、遊説に出発した。
衆院選2021
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